パラドックスを抱きしめる:制御を手放し、不確実性の波を乗りこなすリーダーの「器」

第1四半期の締めくくりが近づく6月。成果への焦りが「管理と統制」を強めていませんか?本号では、前回深掘りした「エゴ」の先にある、リーダーシップの真髄「パラドックスの統合」について探究します。正解のない時代に、あえて制御を手放しつつ成果を出す。その矛盾を抱え続けるための「リーダーの器」をどう磨くか。サポートメンバーの皆様と共に、より実践的で深淵なマネジメントの裏側に踏み込んでいきましょう。
Andyコーチ 2026.06.13
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1. 「解決」したくなる衝動の正体

6月も半ばに入り、当初掲げた年間計画と目の前の現実に乖離(かいり)が見え始める頃かもしれません。日本の大企業というダイナミズムの中に身を置いていると、この時期のプレッシャーは独特な重みを持っています。エンジニア、営業、そして人事と、異なるフィールドを歩んできた私自身の経験を振り返っても、数字や進捗が思わしくない時に最も強く揺さぶられるのは、リーダーの「有能感」です。

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