優秀な人に仕事を集めるほど、組織は弱くなる
難しい仕事ほど、確実にやり切る人へ任せたくなります。しかし、その判断を繰り返すと、エースは疲弊し、周囲は育たず、組織には属人化だけが残ります。本稿では、優秀な人への依存を、組織全体の力へ変える仕事配分を考えます。
Andyコーチ
2026.10.10
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「あの人に任せれば安心」という誘惑
重要な案件が発生したとき、マネジャーは誰に任せるでしょうか。
期限が厳しい。
失敗が許されない。
関係者が多い。
高い品質が求められる。
このような仕事ほど、最も信頼できる人に任せたくなります。
仕事が速く、判断も的確で、最後まで責任を持ってやり切る。説明しなくても意図を理解し、問題が起きれば自分で解決する。
上司にとって、これほど頼りになる存在はいません。
一度うまくいけば、次の重要案件もその人に任せます。さらに、困っているメンバーの支援、新人の育成、会議の取りまとめ、上司不在時の代理まで依頼するようになります。
上司は、本人の能力を評価しているつもりです。
本人も、期待に応えようとします。
こうして、優秀な人のところに仕事が集まり始めます。
短期的には合理的です。仕事は速く進み、品質も安定します。
しかし、この状態を放置すると、チームは少しずつ弱くなります。